火災報知器の取り換え工事に来るっていうから、カオスなミシン部屋を慌てて整理しました。
大お掃除大会です。そうなると大量に買いためている生地も、自分で決めている収納スペースからすでにたくさんはみ出しているので、どうしても処分の対象になってしまいます。
洋裁をやっている方なら、生地選びや生地屋さん巡りって、大好きなんじゃないかと思います。
私は服作りの工程の中で、好き度が8割を占めています。
楽しんで買い集めた生地だったので時間をかけて吟味したかったのですが、考えている暇などなく、ひたすら選別を続けた結果、ゴミ袋2袋分くらい処分することになりました。
大事なコレクションだったのに、追い込まれるとこうも非情になれるのです。素敵なお洋服になれずとも、試し布としての贅沢な使い方だってできたのに、ごめんなさい。
同じ過ちをできれば繰り返すことのないよう、どのような生地に別れを告げることになったのか、分類してみました。
- 単色だとあまり好きではない色
- 衝動買いした柄物ニット
- 一度でも使った生地
- 散々探し回って一番イメージしたものに近いものを選択したが、心の奥底の方では納得のいってなかったもの
単色だとあまり好きではない色
なにを作ろうかまるでイメージできてないのに、イメージしたカラーパレットだけで生地を複数買ってしまうことが結構あります。
そんな場合、服になる優先度は極めて低い上に、熱量もだんだん下がってしまいます。
“この色合わせで絶対素敵なのができる!” が “たぶんこの色もいい仕事してくれるだろう” になり、“この色自体好きじゃないからいらない” に行き着いてしまいました。
衝動買いした柄物ニット
こんな柄が欲しいと細かくイメージしたものって、たいてい見つからないことが多いです。
だから、これいいなと思った柄は、その出会いを大切に、とにかく買っておきます。
改めて見ると、身に纏うには私的になかなかハードルの高いニット、それも柄ものということで、怖気づいてしまいました。
せめて布帛として出会いたかったです。
一度でも使った生地
とっても使えそうだなと思った生地は多めに買うこともありますが、一度使うと、二度目はなかなかやってこないです。
単純に、気が済んじゃっているのだと思います。
散々探し回って一番イメージしたものに近いものを選択したが、心の奥底の方では納得のいってなかったもの
だいたい個性的な生地を求めた結果です。
シンプルなアイテムを作るから、かっこよくて、面白くて、渾身の生地が欲しいと、そんな生地を探し求めていました。
満足度を上げるため、割と値の張るものに手を出していたりするので、捨ててしまうには痛いのですが、作り終えた後の徒労感だけが真っ先にイメージできたりして、やっぱりしっくりきませんでした。直感の時点で惚れ込めなかったら、難しいのかもしれません。
今回の反省
生地をついつい増やしてしまうのに、服として仕上げるスピードは圧倒的に遅いし、管理もあまり上手くできていない私。
とりあえずは、色やイメージに少しでもモヤっとした生地、うまく扱えない柄物ニットをむやみに増やさないことを意識して、これからも布選びを楽しみたいと思います。
あれ?使えそうだと思って買っといたあの生地
ドコ行った?
だから今回捨てちゃったってば